株式投資 対 定額預金
上昇相場が加熱してくると、誰もが株式投資に夢中になり、すぐに儲かりそうな株式投資に飛びつくようになります。
預金や債券は資産が増えるのに時間がかかるとして、資産運用の手段としては軽視されるようになります。
しかし、上昇相場の終わりごろにこそ、債券や預金の魅力が増してきます。
永遠に上昇し続ける株式相場などありません。
いずれ株式相場は下落し始めます。
株式のままで資産を保有していたら、資産の目減りは避けられません。


景気が加熱し、株式相場が天井圏にある場合、市場金利は高めなことが普通です。
いったん株式を売却し、長期固定金利の債券や預金として運用することで安定して資産を増やしていくことも可能です。
複利の力はすごいものがあります。
例えば、複利で年率7%で運用した場合、10年たてばおよそ2倍になります。
利率が高めのときに、長期固定金利の元本割れリスクのない金融商品に投資しておけば、安定して資産を増やすことが可能なのです。
例えば、定額貯金や10年物長期国債などの金融商品は預入(購入)時点での金利が10年間固定され、高金利を10年間にわたりうけとることが可能です。
10年のうちには、株式は下落相場から脱し、買い時があるでしょう。


ただし、いつも定額預金や国債が投資対象として魅力的なのではありません。
定額預金の金利がほとんど0で、長期国債の利回りも1%程度では、10年間運用したとしてもほとんど元本は増えません。
また、金利が上昇すると長期国債の価格は大きく下落し、元本を割り込む場合があります。
こうした場合には、株式投資も投資対象としての魅力が相対的に高まります。

何が魅力的な金融資産かは状況に応じて異なります。
状況に応じて株式投資と他の金融資産の割合を変えていくことも選択肢の一つです。

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