銀行の預金や郵便局に貯金するときは「円」を預けます。 しかし、アメリカなど外国の通貨で買ったり預けることができる外貨建てのものもあります。 外貨建て商品のメリット @海外の高い利率 現在、日本は超低金利状態です。 ですから、相対的に外国のほうが金利が高くなっています。 2003年現在、日本の定期金利預金はほとんどないに等しいですが、海外では数パーセントの利子が付く国もあります。 A為替差益が得られる 円と外貨の交換レート(為替レート)が変動することで、高い利率に加えて為替差益で大きな利益を得られる可能性があります。 B分散投資ができる 株や債券、投資信託などに分散して日本円で資産を持っていても、日本の国全体の経済が低迷していては高い収益をあげることができません。 日本人が日本だけに投資しているのは滑稽です。 外貨投資は危険だという観念があるので、日本円という資産に集中投資しているのです。 投資の基本は分散投資です。 もしも、日本円でだけ資産を保有していたら、日本円の価値が暴落した場合、資産が大きく目減りしてしまいます。 リスクを恐れるあまり、隠れたリスクをとっていることになります。 資産運用の面から外貨投資は選択肢の一つとして考慮する必要があります。 外国にも投資しておけば、日本経済が低迷していてもアメリカやヨーロッパの経済が良ければ、リスクが小さくできます。 国際分散投資をすることでリスクを低減することができます。 外貨建て商品のデメリット 為替差損 為替レートの変化は、為替差損を発生させる場合があります。 例えば、ドル建て定期預金の場合は、預け入れ時が円高で満期のときに円安になると為替差益を得られます。 しかし、逆に預け入れ時が円安で満期のときに円高になると為替差損が出て、預金による利子が吹っ飛んでしまう場合があります。 為替レートは常に変化しているため、外貨建て商品を利用する場合には為替の変動リスクを常に考慮する必要があります。 為替レートって何? 例えば、米ドル建ての定期預金をする場合、日本円を米ドルに換えて、米ドルを預金します。この時、円とドルを交換するときの交換比率が為替レートです。為替レートとは、異なる2つの通貨の交換比率のことです。 世界の中心となっている通貨は米ドルです。 ですから、為替レートは1ドルがいくらかという形で示されます。 例えば、1ドル=100円と表されます。 つまり、1ドルと100円が等しい価値を持つことを示し、1ドルを手に入れるためには100円が必要だということを示します。 為替レートは日々刻々変化します。例えば、テレビニュースで為替レートが流されています。1日中、世界中のどこかで為替取引が行われているので、為替レートはいつも変化しています。 為替レートは日本円を基本通貨として暮らす人々に影響を与えます。大きな観点から見れば、円安が輸入品や輸出品の価格に影響を与えますが、為替レートを最も実感するのが海外旅行をしたときでしょう。 例えば、1ドル=100円のときにアメリカで10万円で1000ドル分の買い物ができます。1ドル=200円になるとアメリカで10万円で500ドル分の買い物しかできません。 外貨建て金融商品にかかる手数料 外貨建て金融商品を利用する際には、利子や為替レートだけでなく、為替手数料のことを考慮する必要があります。 為替手数料は円と外貨を交換するときに金融機関に支払う手数料のことです。 円で預金する場合は手数料がかかりませんが、外貨預金の場合、円を外貨に換えるための手数料がかかります。 外国株や投資信託を購入する際にも、為替手数料がかかります。 また、外貨建ての金融商品を払い戻して円にするときも、為替手数料がかかります。 つまり、円から外貨、外貨から円に戻す往復で為替手数料が必要となります。 ニュースで報道される為替レートは通常の場合、銀行や企業が用いる為替レートで秒単位で変化します。 個人向け取引では、おおむね午前10時の銀行間相場を基準にして、その日のうちはこの為替レートを用います。この為替レートを対顧客相場の中値といいます。 金融機関はこの中値に手数料を加えたものを個人向け為替レートとします。 円を外貨に換えるときの個人向け為替レートをTTSといい、手数料が上乗せされます。 外貨を円に換えるときの個人向け為替レートをTTBといい、手数料が差し引かれます。 ドルの場合、手数料は通常1ドルに対し1円です。 ですから、TTSは中値に1円を加え、TTBは中値から1円を差し引いた為替レートになります。 例えば、1ドル=100円の場合、TTSは101円で、TTBは99円になります。 円から外貨、外貨から円に換えるだけで2円の為替手数料が掛かるので、2円以上円安にならないと為替手数料分だけで元本割れしてしまいます。 |
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