エネルギー不足
中国の主なエネルギー源は石炭です。
割合は低下しつつありますが、エネルギー消費量の約6割が石炭です。
石油が約3割で割合が年々高まっています。 
水力や天然ガス、原子力などのエネルギー依存度は高くありません。

 中国は原油、石炭ともに世界でも有数の産出国です。
しかし、国内だけでは十分な量を確保するのが難しくなってきています。

 原油の消費量は経済発展に伴い年々増加しています。
一方で原油の生産量は消費量の増加に追いついていません。
国内生産分だけでは消費量の約7割しかまかなうことができません。
そのため、内陸部などの原油開発が急がれています。
しかし、自家用車の急増に伴う原油消費量の増加に対応するのは難しいといわれています。



 原油消費の急増に対応するため、90年代の後半以降、輸入を大きく拡大しています。
その半分は中東地域からの輸入です。
国際情勢次第では輸入に影響出て、十分な量を確保できるかどうかは不明です。
中国が経済活動に必要な量の原油を確保するのは当分の間困難なようです。

 現在の主なエネルギー源である石炭は酸性雨の原因とされる硫黄分を大量に含んでいます。
対策が不十分なまま生産や消費を拡大すると中国や周辺各国の環境を悪化させるおそれがあります。
このような状況では、石炭の増産によるエネルギー確保は難しいです。

 水力や天然ガス、原子力によるエネルギー確保には莫大な費用と時間が必要です。
すぐにエネルギー源とすることはできません。

当分の間、中国が経済活動に必要なエネルギーを確保しつづけるのは容易ではないようです。


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