ピーター・リンチ
ピーター・リンチはマゼランファンドのファンドマネージャーとして、13年で2000万ドルから140億ドルへ世界最大の規模に育て上げました。



リンチとバフェットには共通点があります。
長期投資派ということです。



リンチの投資手法の特徴は徹底した企業調査です。
リンチは10年以上の長期に投資企業が順調に成長し、繁栄し続ける限り売却しません。
この点はバフェットと共通しています。



しかし、市場は常に合理的とは限りません。
気まぐれで、株価が上下に激しく変動します。
株価を無視するのではなく、企業価値に比べあまりにも異常な高値になれば売却し、また割安になると買い戻します。
リンチの投資手法は、「特定の企業に注目しつづける」という形式です。



リンチは全ての銘柄を6つのカテゴリーに分類しました。
株価の動きにはカテゴリーごとにそれぞれ特徴があると分析したのです。
低成長株 巨大で歴史のあり、成長率が低い企業。
特徴としては高配当の場合が多い。
電力会社や鉄道などいわゆるディフェンシブ銘柄。
株価の伸びも期待できない。
30〜50%値上がりするか、値上がりしなくてもファンダメンタル悪化で売却。
優良株 大企業だが低成長株以上の成長をする企業。
コカ・コーラやP&Gが代表例。
優良株への投資は利益の期待が出来る。
しかし、「10倍株(テンバガー)」とはなりにくい。
売り時はPERが通常よりかなり高くなったとき、新製品が1年以内に利益を生み出しそうもないとき。
急成長株 年20〜25%の成長を続けられる企業。
低成長業界の中にも急成長株は存在する。
株価が急騰する場合が多い。
しかし、成長が止まった時や資金繰りの悪化には注意が必要。。
急上昇したあとの失望売りは下げ止まりにくい。
リスクが高い分リターンも高い。
市況関連株 売り上げと利益が上下する企業。
業績が拡大、収縮を繰り返す。
自動車、航空、化学、鉄鋼業界などの企業。
景気に敏感なので、タイミングが重要。
売り時は在庫が増加したり、市況が悪化したとき。
業績回復株 倒産寸前から立ち直った企業。
かつてのクライスラーやフォードなど。
この種の株は大化けする場合がある。
売り時は業績が倒産の危機が去った時、急成長株や市況関連株に区分された時、借入金が増加に転じた時。
資産株 土地、不動産などを資産を豊富に所有しているが、バランスシート上には現れにくい企業。
特許権、ブランド、資源採掘権など金額に換算しにくいものを所有しているが正当に評価されていない企業。
時価総額に対し現金同等物の割合が高い企業。
下値は限られており、株価が上昇するのを待つだけ。
売り時は買収標的とされた場合。
リンチは株式をこのように分類し、それぞれの特性に合った投資を行いました。

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