ウォーレン・バフェット   企業のパーシャル・オーナー
<バフェットの投資手法>
 バフェットの投資手法は、将来にわたってどれほどの現金収入を生み出すかまず
分析します。それが企業の本来価値になります。その計算された企業価値よりも株価が大幅に割安な時に、その企業の株を購入します。
 バフェットは投資対象をシビアな観点で分析します。企業を丸ごと購入するのと、その企業を一部だけ買うのとは本質的には変わりがないと考えます。
ですから、企業の一部を株式として買うときは、企業を丸ごと買収するつもりで投資を行うようにするようにしています。
 バフェットは非常に現実的で慎重な投資家です。
徹底的に企業を分析し、会社を訪れ経営者と面会します。
納得の行かない投資は絶対にしません。
曖昧な要素は無視します。
徹底した現実主義がバフェットを世界的な大投資家にさせたといえます。
 バフェットは、株は買うものであり、売るものではないという信念をもっています。
ですから、空売りは絶対にしません。信用取引も行わず、自己資金の範囲内で長期指向でじっくりと投資します。
徹底した分析で納得のいく株式を見つけ、投資したらあとはじっくりと見守るだけです。
一見、シンプルであるバフェット氏の手法が大成功をもたらしたのです。
 


 <バフェット氏の失敗>
どんなに優れた投資家でも、失敗をします。
バフェット氏は若い頃から順調に資産を増やしていきましたが、はじめの頃はいくつかの失敗をしました。
 バフェット氏の最初の失敗として、彼自身が言明しているのは、”繊維メーカー”バークシャー・ハザウェイの株式を、経営権を取得するまで買い進めたことです。
当時の段階で、繊維業界はすでに斜陽化しており、バフェットは事業が有望ではないことをわかっていました。
それでも、株式が非常に割安な水準であり、ある程度の利益を生み出すだろうと考えていたため、衝動買いをしてしまったと述べています。
バフェットは優秀な経営スタッフをそろえて、バフェット自身も社を立てなおそうとしていました。
 しかし、事業に魅力のない企業は経営陣がいくら優秀でも立てなおすことはできませんでした。
その後、バークシャー・ハサウェイ社は繊維業から完全撤退しました。
そして、バフェットの投資拠点として、世界で有名になっていきました。
 バフェット氏がこの失敗から学んだことは、いくら安くても魅力のない企業は買ってはならないということでした。
将来展望が見えない株はタダ同然でも買うべきではないとしています。
 こうして、さまざまな失敗や苦労を通じて、バフェットはある投資原則を見出しました。
それは「非常に価値ある企業の株を、非常に魅力的な株価で買う」という原則です。
では、非常に価値ある企業の株とは何でしょうか。



<バフェット氏の投資成果>
 バフェット氏が大成功を収めた企業は、ディズニー、髭剃りメーカーのジレット、コカコーラなどです。これらの企業に共通することは、「生きている間は成長し繁栄する企業」であるという点です。
消費者にずっと愛され、好まれつづける強力な力を持った商品やサービスを提供する企業こそ投資対象とするべきだとしました。
 企業の株を買うときは、企業全体を買うつもりで行うのがバフェット流です。
それだけ慎重に投資対象を絞り込んでいったのです。


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