同じ元手でどれだけ儲けられたかを考えてみるとよいでしょう。 100万円の元手で10万円儲けたAさんと、20万円儲けたBさんのどちらが効率よく運用したかを比べると、当然Bさんのほうが効率よく資金を運用したことになります。 企業の場合も同じで、稼いだ利益が同じなら、それに使った資本が少ないほうが効率が良いのは当然です。 会社が用いた資本に対する利益を見る指標が株主資本利益率(ROE)、総資本事業利益率(ROA)です。 <ROE(Return On Equity)、株主資本利益率> ROEは株主資本をどれくらい効率よく使って利益を生み出したかを表します。 株主の出資した資本をどれだけ効率よく増やしているかを示しているので、投資家にとっては重要な指標です。 アメリカの投資家はROEに敏感で、投資家の要求に満たない場合、経営陣に低い評価が下されます。 日本でも、株主重視の流れから、企業の中にはROEの数値目標を設定する企業が現れてきました。 ROEは当期利益を株主資本で割ったもので%で表されます。 日本企業では、一般に10%以上あれば(財務も良好なら)優良企業と言われます。 ただし、借入金が株主資本に比べて大きい場合、ROEは上昇します。 当期利益が同じ金額だとした場合、株主資本の割合が小さいほど(分母が小さくなるため)ROEは上昇します。 利益の蓄積が厚く株主資本の割合が大きくなれば(分母が大きくなるので)ROEは下がります。 ですから、ROEは、財務状態の悪い企業でも高くなる場合があります。 分母である株主資本が少なければ、ROEが高くなります。 株主資本が少ないということは、借入金など他人資本の割合が多いということです。 一見すると、ROEが高いように見えても、財務状態が悪ければ、企業が破綻する恐れがあります。 自己資本比率が低いと財務的な安全性が低く、業績悪化の影響を受けやすくなります。 ROEを分析する際には、株主資本比率も見るべきでしょう。 <ROA(Return On Assets)、総資本事業利益率)> ROAは会社の使った総資産に対する利益の割合です。 当期利益を総資産で割ったもので%で示されます。 ROAは高いほうが良いです。 日本企業の平均はおよそ3%です。 過剰設備を抱え資産が膨らんでいると低くなります。 株式投資 投資 株 |
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