PER(株価収益率)
PERは投資指標の中でも最もよく利用されます。
それは株価を決定する最大の要因は利益であり、利益と株価の関係を示す投資尺度がPERだからです。

PERは20倍(益回り5%)を基準として株価の割安や割高を基準にしている投資家が多いです。
通常の経済情勢なら、長期金利は5%程度とすると、PERが20倍だというのは妥当です。

PERとは、株価と1株あたり利益から計算されます。
PER=株価÷一株あたり利益 



PERからはいろいろなことが分かります。
@PERは株価が何年分の利益かを示す
PERは、企業の利益の何年分が株価になっているかを示します。
例えば、
一株あたり利益25円、株価500円の株の場合、PERは20倍です。
つまり、企業の20年分の利益が株価として評価されているということになります。
一株に投資した金額を一株あたり利益で回収するには、何年かかるかということがPERから分かります。



APERの逆数(益回り)は金利と関連している
金利との関係でもPERは投資指標して重要です。
PERの逆数である益回りは金利と比較することで、株価の高低を分析できます。
益回り=一株あたり利益÷株価
一株あたり利益を全て配当した場合、すなわち配当性向が100%の場合には、配当金=一株あたり利益です。
株の益回りとは、配当性向が100%の場合の株の配当利回りになります。
成長性が低く利益が安定している会社の場合、益回りと債券の比較で株価が左右されます。
電力株やガス株などの公益株では益回りと債券利回りが比較されます。
他の条件を考慮しなければ、金利が上昇すればPERは低下しがちで、金利が下落すればPERは高くなりやすくなります。
例えば、
長期国債と同じ格付けを持ち、利益が安定し、配当性向が100%の企業の場合、
国債の利回りが2%になれば、益回りも2%になり、PERは50倍になります。
国債の利回りが10%になれば、益回りも10%になり、PERは10倍になります。



BPERは利益成長と関連している
一株当たり利益が大きく成長していくと想定される成長企業の場合、現時点で将来の成長を先取りし株価が形成されます。
例えば、
PERが20倍が妥当な市場だとします。
現在の利益が一株あたり50円だとすると、妥当な株価は1000円です。
しかし、5年後の利益が一株あたり100円になるなら、妥当な株価は5年後には2000円になっているはずです。
株価が5年後に2000円になると投資家が気がつくとすれば、株価は上昇します。
株価が2000円まで上昇したとすると、現在の一株あたり利益は50円なのでPERは40倍になります。

企業の利益成長力が大きければ大きいほどPERは大きくなってもよくなります。
利益が成長する企業のPERは利益が成長しない企業のPERよりも大きくても、将来性を考慮した場合割安になる場合があります。


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