四季報から企業の収益力を分析
売上高
 企業の成長性を判断する上で重要なのは、第一に売上高です。
商品や製品が売れていることを示すからです。
売上高が減っても利益を伸ばす企業がありますが、それはリストラや資産売却などによる場合が少なくありません。
企業自体の成長性を示すものではありません。
売上が増えれば、大抵の場合は利益は自然に伸びていきます。
売上が伸びていることが投資企業の第一条件といえるでしょう。


営業利益
 売上高からだけでは企業の収益力はわかりません。
売上高がいくら大きくても収益力が低い企業では投資対象として魅力がありません。
利益をあげてこそ企業の存在意義があります。
利益にもいろんな種類があります。営業利益、経常利益などです。
経常利益は企業の収益力を反映していない場合があります。
金融収支や持ち株の損益などが含まれるため、企業自体の収益力以外の要素が入ります。
経常利益は資産の売却や金融収支などである程度、会計操作することが可能です。
企業自体の収益力を分析するには、営業利益で見る必要があります。
営業利益が伸びれば自然と純利益も増えていくので、投資するさいには営業利益を重視するべきです。


経常利益
 企業の決算で注目されるのは、利益の増減です。
経常利益の増減は株価に影響を与えます。
売上から経費を引いた営業利益から、持ち株の損益や金融収支を加減した数値が経常利益です。
 経常利益は企業全体の儲けとなるので、株価は経常利益に反応します。
経常利益が増えれば、株価が上昇し、経常利益が減れば株価は下落する傾向があります。
 ただし、経常利益は持ち株の損益や金融収支は企業が操作しやすいので、本業とは関係なく増減します。不透明な数値になりやすいのです。
しかし、日本では経常利益は企業の業績を示す指標となっているので、株価の動きに大きな影響を与えます。


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