四季報から企業決算を分析
決算時期
 株価は決算期を基準として、業績の良し悪しを反映します。
ですから、株式投資では、決算期は重要です。
決算期の前には業績予想が発表され、増額修正や減額修正が行わる場合があります。
業績予想は、日本経済新聞などに掲載されます。
決算期との関係では、配当が重要です。
期末配当はあるのが当たり前です。
中間配当がある会社は安定していると言えます。
経営状況が悪化し、期末配当や中間配当が廃止されると株価に大きな影響を与えます。

利益の変化 
 企業は利益を出さなければ、存在できませんし存在している意味がありません。
赤字企業は新分野に進出することは資金面から難しいので将来性も期待できません。
銀行に支援を要請したり、リストラなどで利益を出そうとしますが、経営環境が厳しい状態では会社が存続していくのは容易ではありません。
 企業の経常利益がプラスからマイナスになる見通しがあれば、業績の改善が材料となり株価が上昇することはあります。
しかし経営内容の悪い企業は、業績の改善幅が縮小したり、かえって赤字幅が大きくなる場合は少なくありません。
経営内容の悪い企業の業績改善に期待するのはやめたほうがよいでしょう。
 当期の1株利益は株価に織り込まれているので、「予想1株利益」がどうなるかで投資の判断をします。
1株利益が今期よりも減るようなら株価は下落するでしょう。
 銘柄が割高に買われているかどうか示す目安にPER(株価収益率)があります
。企業の純粋な利益を発行株式数で割り、1株利益の何倍まで買われているか示します。
PERは20倍以上が標準的な数値だと言われています。
PERが100倍以上の銘柄は高く買われすぎているのでやがて株価が下落する傾向があります。
こうして、1株当たり利益の変化は株価に大きな影響を与えます。


業績の伸び率 
 現在のような経営環境が厳しい時代においては、売上を伸ばしたり維持するのは難しくなっています。
ですから、高い業績の伸びを示す企業への評価が高くなります。
業績の悪い企業が回復したり、業績のよい企業がさらによい業績を示すと株価に好影響を与えます。
株式投資では良い企業に投資すれば必ず儲かるというわけではありません。
経営内容の良い企業の株価はすでに織り込まれているので、さらに業績が伸びないと株価は上昇しにくくなります。


業績見通し
 企業独自の業績予想は企業側の都合により左右される場合があります。
業績が悪い予想では都合が悪いからと良い業績予想を発表します。
控えめな業績予想を発表して増額修正をする企業もあります。
企業の特徴や情報公開の方針により業績予想の質は異なります。
証券会社によるアナリストの業績予想も問題があります。
証券会社の都合や方針により業績予想が異なります。
四季報は客観的な視点から分析するので、比較的信用できます。


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